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Meil - 裏設定 -

どこかの国の元貴族。
麗しい彼の金の瞳は、不思議と様々な色を宿す。その美しさは他者を狂わせることもあるらしい。
Meliaが過去に犯した禁忌により、ある時不老の身になった。
​右耳のイヤーカフでMeliaと繋がっている。


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Meliaとは異母姉弟であり、彼は家の後継として厳しく育てられていた。

産まれてからずっと姉と会うことを禁じられていたが、ある日興味本位で監視の目をかいくぐって会いに行く。
魔術に手を染め幽閉されていた少女は蜂蜜色の瞳を持ち、可憐であった。
読書好きの彼女は博識で、話していて飽きることが無かった。むしろ彼女の為に作れる時間が少ないことを残念に思うほど。それくらいには彼女との時間は楽しかったし、愛していた。

__暫くして、いつも通り2人で過ごしていた日のこと。
皆の目を盗んで姉と会っていたことがバレた。きっと厳罰に処されるだろう。
その翌日、これが最後だと思い姉に会いに行く。きっともう会うことはできないから。

部屋に足を踏み入れると、床一面に何かの魔法陣。
自分が来ると思っていなかったのか、彼女が驚いた様子を見せ、その拍子に魔法陣が誤作動を起こし_____自分は意識を失った。


「おはよう。××××」
あんなものたちでも、貴方の命を繋げられて良かった」
目を覚ました時、彼は人間ではなくなっていた。視界に広がるのは燃え盛る大きな屋敷。おそらく自分たちの家だったもの。
「行きましょう。もう私たちの邪魔をする人は居ないわ」
「新しい名前も考えましょう。そのままでは生きづらいから」

小さな温度に手を引かれる。
自分を殺したのも、生かしたのも彼女だ。
こんなに素晴らしいことは無い。

2人はその日、自由を手に入れた。
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